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カテゴリ:art class( 8 )

書き初め New year's first calligraphy

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2018年最初の小学校学童アートクラスでは、ドイツの子供達と「書き初め」を行いました。
日本では年始に新鮮な気持ちを持って書道をする話をして、皆にとっては初めて、半紙に墨で漢字を書いてもらいました。
We wrote new year's first calligraphyat my art class in the elementary school.
In Japan we write often calligraphies with fresh feeling at the beginning of the new year. It was totally first experience for the German children but they worked and enjoyed very well!


昨年夏、この学童の仕事を引き受けることになった際に、学校事務の方と契約書を交わした時、必要事項を日本語でメモしていた私を見て、秘書の方に「あなた達の書くそういう文字って、私達にはとてもエキゾチックで魅力的に映るのよ。この学校は国際的な出自を持っている子供達がとても多いし、彼らの将来の可能性を拡げるためにも、ドイツ語以外の文字や言葉のことなども子供達に教えてあげてもらえないかしら。」と言われたのが、今回の課題のアイディアの発端でした。私が日本人であることを初めて前面に出した課題なので、いつもよりさらに準備に時間をかけました。


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子供達が興味を持ちそうな漢字と彼らの名前をカタカナで書いた自作お手本を用意。何十年ぶり?かに書の筆を持ちましたが、久々で楽しい時間。インターネットで見つけた美しいお手本を参考にしながら。

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漢字の成り立ち説明画も準備。皆これは興味を持って見てくれました。



各自好きなお手本を自由に選んでスタート。お手本にないもので書きたい意味の文字があれば、今書いてあげるよ、と子供に伝えると、「竜」、「馬」、「鷹」、「犬」などのリクエストが。やはり動物好きな子多いんだなと実感。「大」で終わると「groß(大きい)」という意味だけど、そこに点が付くと「der Hund(犬)」になるのよ、面白いでしょ?などと説明しながら、彼らの目の前で書いてあげました。そして皆よく書けました!


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初めての外国人子供向け書き初め指導経験の感想は、とても面白かったですが、なかなかカオスになり結構疲れました… 初めて見るものを使って、初めて体験する子供達に教えるというのは、かなり言葉と神経を使う作業だなと改めて実感。ドイツの小学校は4年制なので、今回も小学1~4年生までの子供達が対象でしたが、特に低学年はとても興味を持つ子と、そうでもない子と、普段の課題よりもタイプが二つに分かれるかなと思いました。個人差はありますが、純粋ドイツ人の子供達より、移民や両親の国籍が違うような国際家庭の子達の方が、異文化に抵抗がないからか割と意欲的だった気がします。

ただ、大人ウケは大変良い課題でした。子供を迎えに来た保護者の方達は「あら、日本のカリグラフィーしてるわよ、クール!」と興味津々で、「日本では新年最初に今年の抱負などを書くんですよ。」と説明するとますます感心してくれました。考えると私も習字を習ったのは小学5年生からで、それ以前も私に習わせたかった母に何度か勧められましたが、特にやりたくありませんでした。あくまで個人的意見ですが、「絵」はどんなに小さな子でも描きたい欲求があることが多いけれど、「書道」は大人になるほど良いと思うものかも知れません。そしてそういう大人の影響を受けて、子供も年齢が上がるほど理解できるものかも知れないと思いました。


書き初めをした翌日に、子供達の作品を整理していた時、偶然「犬」をリクエストした4年生の女の子に会ったので、「これ、なんていう意味が覚えてる?」と聞くと「Hund」と嬉しそうに答えてくれました。また翌週は全然違う課題だったのに、別の4年生の男の子はカタカナでサインをして、「もう覚えたよ。」と言っていました。
思えば私も父の仕事で中近東のクウェイトに住んで、当地日本人学校でアラビア語の授業を受けたのも小学6年生の時。アラビア語での自分の名前は今でもしっかり書けるし、その時の先生のこともよく覚えています。そんな風に何かの形で、書き初めの思い出が彼らの中に残ってくれたら、とても嬉しいことだと思います。


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by mikimics | 2018-01-22 19:37 | art class | Comments(0)

秋のモチーフ Autumn motives

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11月も半ば、ますます秋が深まり、冬のように寒い日も増えてきました。
我が家のアトリエでも、落ち葉のスケッチやコラージュをしたり、秋の野菜や果物を観察したり、秋らしいモチーフで制作をしています。
また9月から、ご縁があって娘が入学した小学校の学童のアートクラスでも週1回授業をさせてもらっています。新しい経験を通じて、こちらも日々子供達と楽しみながら色々と学ばせてもらっています。
It's feeling like autumn more and more in the middle of November... sometimes it is cold almost like winter.
In my atelier we're working with autumn motives, for example, drawing and collage of fallen leaves, or painting autumn's seasonal vegetables & fruits...
Since September I'm teaching once a week at an art class of after school care program (OGS) in my daughter's elementary school. I'm enjoying working with children and learning for myself through this new experience.


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@school 割り箸の先を削ったペンに墨汁をつけて、まず輪郭線を描いた後に水彩絵具で着彩。
子供達に自作の割り箸ペンを見せて「これ、元は何だったと思う?」と問いかけると、「Ah, Sushi!」という答え。笑 こちらでは「割り箸=SUSHI」とすぐに連想されるくらいお寿司は大人気で、好きな子供も多いです。

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(7 years old boy)
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(7 years old girl)
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(6 years old girl)

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スケッチした翌週は、先週のモチーフ落ち葉を使ってコラージュ。少々子供っぽい課題のため高学年の子達はやりませんでしたが、低学年の子達は楽しんでいました。

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(7 years old girl)
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(6 years old girl)


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@my home atelier 大型モチーフを中央に組んで、描きたいものを各自選んで描いてもらいました。
モチーフを見るだけでなく、触ったりにおいを嗅いだり五感を刺激しながら。終わった後はみんなでみかんやぶどうも味わいました。

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(6 years old boy)

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by mikimics | 2017-11-21 19:01 | art class | Comments(0)

絵本つくり Making a original picture book

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我が子供絵画教室では、一年に一度「絵本制作」を行っています。ハードカバーの表紙にビニールシートを掛け製本して、結構立派な絵本にします。年に一度だと、子供達の著しい成長がうかがえてとても面白く、保護者の皆様も私も毎回感動しています。
絵本の内容は、幼稚園生が全4ページ、小学生は6~8ページという短いもので、内容は全く自由。オリジナルのお話を作っても良いし、好きなものを各ページに描いたり、日記風にしたりと、特にストーリーはなくても、どんな題材でも必ずその年齢に応じたすてきな絵本になります。
Once a year we make original picture books in my kids art class. The parents and I are moved always how children improve every year. They have own themes for books, for example original stories, collecting favorite things or like a diary, etc... anyway wonderful books are created every time!

これまで我がアトリエでは何冊も傑作が生まれましたが、その中からいくつか年齢別に紹介します。


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「おはなのえほん Flower-picture book」 (3 years old girl)

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1. おはながひとつありました。There was a flower.
2. おはながふたつありました。 There were two flowers.

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3. あめがふりました。 It was raining.
4. おはながいっぱいになりました。 Here are many flowers!


この女の子が、すらすらっとこのお話を口にした時は、正直驚きました。簡潔でいながら、起承転結がはっきりしていて印象的なストーリー。勢いがある大胆な構図も3歳ならではの表現で気持ち良いものがあります。個人的には雨が降るページでは花が閉じ、静の表現になっている所が好きです。



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「ともだち The friends」 (4 years old boy)

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1. ぼく。 Me.
2. おとうと。 My younger brother.

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3. ぱぱとまま。 Papa and Mama.
4. ともだちいっぱい。 Many friends.


この男の子は、この絵本を作る少し前に「人」の形を彼なりに描けるようになりました。人が描けるようになったことが嬉しくて仕方がない頃の作品です。実はこの絵本は昨年のもので、今5歳の彼は技術的にはもっと上手なのですが、この絵には拙いながらも人を描く喜びがあふれていて、この年齢でしか残せない魅力が詰まった一冊になっていると思います。



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「ドラゴンがぼくのいえにやってきた A dragon came to me」 (6 years old boy)

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1. 宇宙から石が降ってきて… A stone came from outer space...
2. 地球でドラゴンが生まれた! a dragon was born on earth!

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3. そしてぼくの家にやってきた。 and he came to me.
4. いっしょにご飯を食べたり We eat together

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5. 空を飛んだり and fly sky high with him
6. 庭にお家を作ってあげた。 I built a house for him.

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7. するともう一匹生まれて Then another baby dragon was born!
8. みんなで楽しくくらしました。 We happily live together.


宇宙からドラゴンがやってくるという壮大なロマンの発想は、小学1年生の男の子らしく、同時に一緒に生活する様子も丁寧に描いていて好感が持てます。宇宙から隕石が飛んでくる様子やドラゴンと空を飛ぶ姿など、時に変化のある構図が、絵本全体に良いリズムを与えてくれている気がします。



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「Der Unfall 事故」 (8 years old boy)

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1. 街の中で… in the city...
2. ガッシャーン!! CRASH!!

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3. 警察が来て The police comes
4. レッカー車で運ばれて the car became towed away

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5. 修理されて the car was repaired
6. また元通り! it became original again!

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7. え、あれ? Oh what?
8. あ~また、ガシャーン!! again... CRASH!!


このドイツ人の男の子は、最初から飛びぬけて描くのが上手でした。大人顔負けの描写力ながらも、サンタクロースが空を飛んでいるのに目を奪われて、また事故を起こしてしまうというオチの発想が、大変子供らしくファンタジックで、思わず微笑んでしまいます。またさりげなく描いた前半の街並の背景からは、とてもヨーロピアンな空気が感じられて、さすがこの地で生まれ育った子供だなと感心しました。



小学生は製本作業も一緒にやりますが、幼稚園生には難しいため、私が全てやっています。毎年、私にとって年に一度の恒例作業となった約20冊の製本をしながら、同じ子供達の前年の作品を思い出したり、今年の成長振りに感心したり、過去の名作を振り返ったりと、色々とこちらも感慨深い時間をもらっています。

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by mikimics | 2017-04-30 19:29 | art class | Comments(0)

成人クラス開講のお知らせ Adult painting class will start!

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春の兆しを感じる日々は新しいことを始めたくなります。このたび私のアトリエでも、いくつかお問い合わせをいただいたこともあり、出産後はお休みしていた成人対象の絵画クラスを4月から再開講することにしました。日本画、アクリル、水彩、パステル、デッサン画等の技法から好きなものを選んでいただき、個人の希望を尊重した作品作りをしていただきます。まだ少しお席の余裕がありますので、ご興味ある方はどうぞお気軽に詳細をお問い合わせ下さい。

From April I'll start again my adult painting class in my studio in Dusseldorf (Pempelfort). You can choose your favorite materials (Japanese painting, Acrylic, Watercolor, Pastel and Drawing etc) and enjoy creating your own art works. There are still some free places. I'm looking forward to your inquiry!

Ab April fange ich wieder einen Erwachsenen Malkurs im meinem Atelier in Düsseldorf (Pempelfort) an. Sie können Ihre Lieblingsmaterialien (z.B. Japanische Malerei, Acryl, Aquarell, Pastell und Zeichnen usw) auswählen und die freie Gestaltung eigener Werke genießen. Ein paar Plätze sind noch frei. Ich freue mich auf Ihre Anfrage!



過去に参加されていた生徒の方達の作品を少し紹介します。
Here are some works of my past adult painting class.

冒頭の作品は„オーバーカッセル(デュッセルドルフの一区)の風景” (日本画)
On the top: „A scenery of Oberkassel” (Japanese painting)


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„フィンランドの風景 A scenery of Finland” (日本画 Japanese painting)


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(日本画 Japanese painting)


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(日本画 Japanese painting)


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(水墨画 Japanese ink painting)


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(水彩画 Watercolor painting)


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(水彩画 Watercolor painting)



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1回5名までの少人数制アトリエで、作品と一緒に充実した時間を過ごしていただけることと思います。
You can spend some quality time with your art works at small group lessons. (Max. 5 participants)


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by mikimics | 2017-03-24 17:36 | art class | Comments(0)

絵馬つくり Drawing Ema 2017

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毎年恒例、年明け最初の絵画教室課題、「絵馬つくり」を今年も先月行いました。
1年前に昨年の様子もこちらで紹介しましたが、今回も皆すてきな作品が出来ました。
Every year my kids art class starts with the theme „Drawing Ema”. Ema are small wooden plaques which are hung up at the shrine. With drawing animals from chinese horoscope and own wishes of new year. 2017 is the year of Rooster.

今年の干支の酉、ニワトリは子供達にとって、やはり昨年のサルよりは身近に感じるようで、卵やひよこを描き加えたり、楽しくかわいらしい構成の作品が多くなりました。また富士山は子供にとっても、とてもクールに見えるようで、写真などを見せたら描きたがる子が多く、背景にさりげなく入れる絵が沢山出来て、面白く感じました。今回制作した3歳~7歳の子供達全員の作品です。どうぞご覧下さい。


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来年の干支、戌イヌは、さらに私達には身近な動物なので、また様々な作品が生まれそうな予感がします。

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by mikimics | 2017-02-08 18:04 | art class | Comments(0)

キャンドルホルダー作り Clay candle holder

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夏時間から冬時間に変わり、日に日に夜が長くなり冬の訪れを感じさせる11月になると、ドイツではキャンドルの灯りがよく見られるようになります。独身の頃、時々ヨーロッパを一人旅していたのですが、一度秋の終わりにドイツに数週間いた後、日本に帰国した直後は、照明が目にまぶしくて、どこに行ってもビカビカの蛍光灯の光だらけに感じられて、改めてドイツはキャンドルの国だったんだと思ったことがありました。
クリスマスに向けてろうそくを使うことが自然と多くなる11月頃、私のアトリエでは毎年必ずキャンドルデコレーションの課題を取り入れるようにしています。
In November in Germany, candle lights are lit up at many places and they create a warm pre-christmas feeling. Therefore every year in November, in my art class children create candle decorations as a seasonal motif.


キャンドルを彩る作品を作る時は、必ず最初に子供達を暗い部屋に集めて、ろうそくに灯を点した状態の作品を見せて、完成を想像させるようにします。いつも思うのですが、子供は皆キャンドルの灯りが大好きです。灯を点けた瞬間、全員の視線が一気にろうそくの先に集中するのが分かります。毎回その子供達がひきこまれる様子を見るのがとても楽しみです。火の魅力というものを改めて感じます。

今年は乾燥するとテラコッタ(素焼き)風になる粘土を用いて、キャンドルホルダーを作りました。いつも粘土課題をすると、ひやりと柔らかい粘土の感触に「気持ちいい」という言葉がよく聞かれて嬉しくなります。また何度もにおいをかぐ子(特に男の子)がいるのも面白いです。今回の粘土は「チョコレートみたいなにおいがする!」と人気でした。視覚だけでなく触覚や嗅覚も刺激される素材です。
今回はまず厚紙で円柱や円錐の型を作り、薄く伸ばした粘土をそれに巻き付けた後、粘土にクッキー型や尖ったもので穴を開けて灯りの窓を作り、そのまま乾燥させ、乾いた後に厚紙を取って完成させました。

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余った粘土でこんなオーナメントも。

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去年の課題「Licht Tüte(紙ランタン)」、耐火紙で作られた紙袋に、紙ナフキンでコラージュをしました。

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サブ課題として、キャンドル用ワックスペンを使って、ティーキャンドルを彩ったこともありました。

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子供の作るものは、本当にてらいがなくて味があって、全くかなわないなとよく思います。
また彼らは変化が激しくて、例えば先週は大好きだった色が今週は全然好きでなかったり、先月には描けなかった形が今月突然描けるようになったりと、今日のこの子達にはもう二度と会えないと感じる瞬間がよくあります。同じことをしても毎回違って飽きることがないので、それで私はこの仕事を辞められないのかも知れません。
キャンドルの課題はいつも特に皆楽しんでくれるので、今後も色々な可能性を探って行きたいと思います。

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by mikimics | 2016-11-29 19:14 | art class | Comments(0)

ロブスター写生 Drawing a lobster

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我がアトリエの小学生絵画クラスで先日「ロブスター写生」をしました。
年に一度ほど、鮮魚などをモチーフに写生観察をする授業を行います。魚屋に行って何にするか物色し、鯛や虹マスも魅力的でしたが、滅多に描くことはないだろうロブスターを選んでみました。
In my atelier elementary school kids have drawn a lobster. Once a year I prepare fresh fishes or seafood as a theme of drawing. Through observation of nature's creatures they can learn many things.

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冒頭の作品は9歳女子のもの。画面に大きくエビを入れて、構図の良いおおらかな印象の絵になりました。

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10歳男子作品。何度も甲羅を触ったり、足をくにくに動かしてみたり、とにかく観察して良く描きました。

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6歳男子作品。細部観察が大変そうでしたが、部分的に6歳児なりの表現があってかわいらしく魅力的。


そして今回、部屋にロブスターを90分置いてみて、私達は不思議な感覚を体験しました。
エビが部屋にあると、確かににおいます。最初はとてもエビ臭いなと感じるのですが、しばらくすると鼻が慣れて感じなくなります。でも時々フッとまたエビのにおいが鼻先によみがえります。そしてまた感じなくなって、、、とその周期が10分おきくらいにやって来るのでした。
そのことを最初に指摘したのは10歳男の子でした。そして私も確かにそう感じたので、どうしてなんだろうね?と皆で不思議に思いました。気流の関係?嗅覚の仕業?でも今回わざわざ本物のロブスターを買って来たのは、何より五感でモチーフを感じて欲しかったからで、絵とは視覚だけで描くものではないということ、嗅覚も触覚も聴覚も味覚もすべてが影響することを体験して欲しかったからです。きっとこのにおいの記憶も、彼らの絵の中に凝縮されていると思います。


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おまけ:我が4歳娘の写生。彼女は小学生クラスに参加していないのですが、授業後に「このえびさん、もうお料理しちゃうけど、その前に描いてみる?」と聞くと、「うん、かく!」と言うので、紙とクレヨンだけ渡して私が夕飯の準備をしている間に自由に描きました。骨格的に間違いもありますが、身体の各部位の朱色の違いなど、結構観察しているかなと思います。


大人気のモデルは最後はスープにして美味しくいただき、おかげで平日にしては豪華な夕食になりました。私達の五感を刺激してくれたロブスター、どうもありがとう!

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by mikimics | 2016-02-24 18:25 | art class | Comments(0)

絵馬つくり Drawing Ema 2016

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デュッセルドルフに住むようになってから、ずっと自宅で絵画教室をしています。毎週2日は子供クラス、隔週土曜日に成人クラスを開催していて、毎月約20名の生徒さん達と和気あいあいとにぎやかに過ごしています。季節感を意識した絵画・造形の課題を組んでおり、毎回すばらしい作品が生まれるので、時々こちらでも紹介しようと思います。
I introduce the works of my kids art class. January's theme was Drawing Ema. Ema are small wooden plaques which are hung up at the shrine. With drawing animals from chinese horoscope and own wishes of new year. 2016 is the year of Monkey.


子供クラス1月の課題 「絵馬つくり」
毎年年始めの課題にしています。我が家に来ている子供達は大抵ドイツ生まれなので、ドイツ人の子供達はもちろん、日本人の子達でも「絵馬」というものを知りません。干支も分からない子もいます。神社やお寺に絵馬が掛かっている写真を見せたり、どういうものかを説明して、片面に干支の動物を描き、もう片面に今年の目標や希望を書いてもらいます。今年は申年、普段猿を描くということは皆滅多にないので(特に4~5歳児はほぼ全員初めて)、最初は戸惑っていましたが、皆良い作品ができました。

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小学生の作品。富士山や初日の出も添えて、それらしい雰囲気。

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幼稚園生達のポップな作品。既成概念が全くない表現が魅力的。

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娘の今年の希望。典型的な4歳女子…


普段描かない「木」という素材、きれいな色の紐で気軽に掛けられること、シンプルで美しい形、が子供達の気に入るようで、皆赤い紐をつまんで持って、喜んで持ち帰りました。日本文化を紹介するという意味でも、今後も毎年続けて行きたいと思っています。

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by mikimics | 2016-01-31 22:34 | art class | Comments(0)