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オノマトペ (擬音語・擬声語・擬態語)

娘も2歳半になり、随分言葉が発達して来た。生まれた時から彼女には夫はドイツ語、私は日本語のみで話しかける、いわゆるバイリンガル教育をしている。彼女は乳児の時から自然に両語共理解し、1歳半前から少しずつ言葉を話すようになり、最初はどちらか発音しやすい言葉のみを自動的に選んでいた。(例えば「赤ちゃん」より「Baby」と言い、「Baum」とは言わず「木」と言っていた。)そして2歳までは母親の影響で日本語の方がどちらかというと強かったが、やはり住んでいるのはドイツなので、今では独り言もドイツ語で言うようになって来た。そして2歳4ヶ月の頃から、同じ意味の両方の単語を自然に発するようになり、それまでミックスしていた二種類の言葉を、場所や相手によって使い分けるようになった。

そういう言葉を習得する過程を見るのは本当に面白い。特に最近私が気になるのは、日本語のオノマトペ(擬音語・擬声語・擬態語)を彼女が結構上手に使うことである。私のドイツ人の夫は合計で5年日本に住んだこともあり、かなり流暢なきれいな日本語を話す。ただ擬音語の語彙は極端に少なく、彼が自発的に使う言葉は「ふわふわ」と「つるつる」くらいで、他の単語は聞くと意味は何となく分かるが、自分から自然に言うことはできないらしい。これは大人になってから習得した日本語だからなのだろう。オノマトペのように感覚と結び付いた言葉は、後から学習して覚えようとしてもなかなか身に付かない。時々彼に擬音語の単語について、どんな意味か質問されるが、感覚的な母国語なので私も説明するのが結構難しい。

それに比べて夫より日本語歴がずっと短いはずの2歳半の娘は、ふわふわ、つるつる、はもちろん、きらきら、じゃーじゃー、ぴかぴか、あつあつ、びちゃびちゃ、あむあむ、ころころ、くるくる、など、結構正しく自然に使っている。私は特に意識して教えたつもりはないけれど、ちゃんと感覚は伝わっているらしい。まだ字が読めず、言葉は全て耳から聞いて覚えているので、同じ発音が2回反復することが多い擬音語は、リズミカルで音楽のように自然に頭に入ってくるのだろうか。動詞の単語を覚えるより易しいらしく、「光る」より「ぴかぴかしてる」、「みがく」より「ごしごしする」と言っている。

オノマトペについて少しネットで調べたら、面白いサイトを見つけた。
「擬音語・擬態語-日本語を楽しもう!」国立国語研究所
そちらによると、日本語は世界で2番目にオノマトペが多い言語らしく、最も多いのは韓国語なのだそう。ただ食感(あっさり、さくさく、ねばねば、じゅわ~など)を表現する言葉の数の多さに関しては世界一と認定されているらしい。それだけ日本人は食感に敏感なのだろうか。ドイツに住み外国語で生活をしていて、その土地の文化は言葉の数に反映するとよく思う。例えば日本語は「魚」の種類の語彙が多いけれど、ドイツ語は「肉」の単語が日本語よりずっと多い。

娘が2歳前の頃、何か言いたいけれど言えなくてもどかしそうにしていたことがよくあった。そんな時私はドイツ語が未熟で話せずやるせなかった頃の自分をよく思い出した。最近彼女が言葉を習得する様子から、日本語ドイツ語の特徴を感じている。自分の子供を通して「言葉」について改めて色々と考えさせられ、学ばせてもらっている。
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by mikimics | 2013-10-19 17:07 | language | Comments(2)
Commented by hanemiki at 2013-10-22 09:45 x
こんにちはー。お元気ですか?
実は最初の大学で言語が専攻だったので興味津々。
子育てをしていると赤ちゃん用語が
日本でも地方で言い方が違ったりします。
例えば抱っこして眠たくなると顔をうずめてくることも私の地方は「おっつした」とか、
眠る前子どもがやたらとはしゃいでおかしくなったりすることを
夫の母方の言い方で「寝どろになってきたね」と言ったり。
赤ちゃん用語ドイツ語ではあるのでしょうか?興味津々
Commented by mikimics at 2013-10-25 09:03
みきちゃん、コメントありがとう。
赤ちゃん用語面白いね。「寝どろ」とか、ニュアンス伝わってくるわ。
ドイツ語ももちろんあり、例えば幼児用語で「ゲップ」のことを「Bäuerchen(ボヤヒェンと発音)」と言います。これは直訳すると「農夫ちゃん」という意味。人目を気にしない農夫が人前でゲップをしちゃったことから来てるのか?私は思い付かないけど、地域性のある言葉もあるのでしょうね。
育児を通して知った言葉なども楽しみながら、お互い子育て頑張りましょうね!